らと は野村證券にも口座を持っていますが、アプリ通知で新規投資信託の設定が流れてきました。その名は野村構造変化日本株ファンド。募集開始が2026年7月24日から、運用が7/31から基準価格1万円で開始されるようです。
ファンドコンセプト
「中長期的な日本の構造変化に着目し、その構造変化によって恩恵を期待できる日本企業に投資を行う」
4つの観点でみた日本を取り巻く中長期的な構造変化がみられるとのことです。
変化①:マクロ環境の変化 ⇒デフレ脱却、金利ある世界へ
変化②:政策・地政学の変化 ⇒サプライチェーン再構築、保護主義化、安全保障強化
変化③:技術革新 ⇒半導体、AI革命
変化④:日本特有のビジネス機会 ⇒ IPコンテンツ、インバウンド拡大
※注意:上記の構造変化は一部であり、すべてを網羅したものではありません(だそうです)
投資の業種と構造変化別配分、参考ポートフォリオ
業種配分 構造変化別配分
電気機器 27.2% 技術革新 35.5%
卸売業 11.4% マクロ環境の変化 31.4%
化学 11.0% 政策・地政学の変化 18.0%
銀行 10.8% 日本特有のビジネス機会 15.1%
機械 6.5%
その他 33.0%
参考ポートフォリオ
参考ポートフォリオとはこれから運用開始するファンドのイメージをつかむための仮のポートフォリオのことです。実際のポートフォリオとは異なるため、参考としてお考え下さい(とのことです)
| 参考ポートフォリオ | TOPIX | |
|---|---|---|
| ROE(自己資本利益率) | 11.5% | 10.4% |
| PBR(株価純資産倍率) | 2.3倍 | 1.7倍 |
| PER(株価収益率) | 20.0倍 | 16.7倍 |
選定例:日立製作所、東京エレクトロン、三菱商事、アドバンテスト、信越化学工業、三井物産
HOYA、リクルート、村田製作所、キーエンス
当ファンドにかかる費用 -手数料-
手数料①:購入時手数料
| 購入代金 | 購入時手数料率 |
|---|---|
| 1億円未満 | 3.3%(税抜き3.0%) |
| 1億円以上5億円未満 | 1.65%(税抜き1.5%) |
| 5億円以上 | 0.55%(税抜き0.55%) |
手数料②:運用管理費用 (信託報酬)
純資産総額に年1.573%(税抜き1.43%)の率を乗じて得た額
手数料③:その他の費用、手数料
売買委託手数料、外貨建資産の保管等に要する費用、監査法人等に支払う費用、租税
手数料④:信託財産留保額 (換金時にかかる費用)
1万口につき基準価格に0.3%以内の率を乗じて得た額(2026/7/8現在で0.2%)
結論:らとは買うことはない。但し投資視点の学びには活用できる可能性はある
ファンドの謡っている構造変化ですが、一部とは記載があるものの、今更感のある構造変化ばかりで目新しい変化をとらえているとは思えません。(ただこうした視点を見たときに自身が気づいていないものに気づき、新しい視点を得るという意味で、商品の中身を見ておくのは有効ではないかと思います。)
ファンドの選定例の銘柄ですが、今の株価で買いたいと思うものは少なく(商社は余地あり)、7/17現在そこそこ下がっているものの、AIブームでかなり高額になっている銘柄が散見されます。
また手数料ですが、初年度手数料は恐らく総額で5%弱、2年目以降は2%弱が継続になりそうです。5%を安定運用すること自体困難ですし、5%の安定運用できても実質投資家に戻るのは3%です。成績次第(結果論)ですが、インデックスの+4%くらいのパフォーマンスを継続的に得られなければ、わりに合わないと考えます。ハードル高い!
変化の大きい世の中ですので、どのようなことが起こるかわかりません。ものすごい投資パフォーマンスをたたき出して、買っておけばよかった という可能性もゼロではありませんが、らと は普通にインデックス投資に資金を淡々と振り向ける方が結果は良いのではないかと思います。
投資信託の手数料については、色んな情報媒体で注目されていますが、どのような人々がこの商品を買うのでしょうか? 営業マンはこの商品を売れ と会社から指示されるでしょうから、見込みのある顧客に売り込んでいくのでしょう。顧客本位で顧客に寄り添った営業を期待するより、自身の知見を高め守る力を上げていきたいところです。


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