中年(老前)の経済的不安 -老後不安はうらやましい‐

人生の5大支出は ① 住宅 ② 自動車 ③ 保険 ④ 教育 ⑤ 老後 の5つだと言われています。
しかし一番気にしなければならない支出は日々の生活コスト(食費、日用品、光熱費、医療費など)ではないでしょうか? 実は らと は老後の心配したことがありません。なぜならそこにたどり着かないからで、10年以上前から中年破綻、老前破綻に不安があり老後にたどり着かないのが実際です。

人生で考えるべき本当のリスク – 体は元気でも収入や立場が脅かされる

 多くの人々は、経営者であれ、自営であれ、会社員であれ、公務員であれ働いており、月給で生活していると思います。お金の話をするときには、ほとんどが老後までは健康的に働き、それなりの収入を得られ続けてることが前提です。そこから外れるのは大黒柱の死亡、3大疾病、重度障害などに限られ、これらを保険で対応する という設計が大筋です。ここで問題なのが、「健康的に働き続けることのリスク」がに対する保険がほぼ死亡、3大疾病、重度障害など自身の生命が脅かされるような重篤なものに限られているということです。

 もちろん生命に重篤なリスクに備えることは不可欠ですが、らと が社会人になって他の人も含め実際に直面する多くのリスクは、賃金カットであったり、失業(会社の倒産、事業所の閉鎖)であったり、会社での合わない上司、同僚との仕事あったり、精神疾患(パワハラ、仕事人間関係の悩み等)であったり 家族(年老いた両親など)の介護であった、と本人の命を脅かすようなリスクではなく、むしろ体は元気(精神が元気かは別ですが)なのに収入や立場が脅かされるリスクにあふれています。深刻なのは、このリスクが顕在化するのが社会人人生の後半戦である45歳以降であるということです。

体が元気なのに収入や立場が脅かされるリスクへの保険が少ない

こうしたリスクに対しての対応としては、
 ①現職での異動や時短勤務などの働き方とかかわる人間関係の見直し
 ②転職により働き方と人間関係のリセット
が挙げられますが、収入が減る可能性や45歳以上だとよほどの実績や技能がないと転職自体が簡単ではありません。
ではこれらのリスクに対応する保険は何があるか?基本的には雇用保険と健康保険の2つかと思います。
 ①雇用保険 自己都合退職では最大でも150日、支給日額は50~80%(45~60歳の最大で8,870円)

 ②健康保険 → 傷病手当金

これら2つの保険は非常にありがたい制度ですが、両方を最大限活用できても2.5年ほどで、かつ支給される金額も元の給与額の2/3程度(50~80%や上限あり)になりますので、ほとんどの方々にとって安心/万全とは言えないかと思います。万人を満足できるほど充実させたら働く人が減ってしまう可能性もありますので、当然と言えば当然です。

老後の不安よりも老前の不安

ほとんどの方々は、新卒で就職し転職を経る経ないにかかわらず定年まで働いていると思います。この当たり前がとてもすごいことなのだと今実感しています。社会にでてから定年と言われる年齢に至るまで40年以上。この40年以上でものすごい変化が起こります。自分の働いている会社が無くなるとか、海外企業に買い取られるとか、最初は良かった上司、同僚がその後とても一緒に働きたくないような人に入れ替わっていくとか、当初は想像がつかないですが、今の世の中容易に起こっています。

こうした状況下で40年以上を走り抜けると確信し、老後以降に不安を覚えるというのはご自身の能力を信じ、今の生活を楽しんでおられる方々でうらやましく思います。らと は就職して14年くらいでようやく自分は定年まで働く能力がないのだと自覚し、以降は収入が途絶えたらその後の人生をどうやって生きていくのか、老後ではなく中年(老前)の不安しかありませんでした。

老後不安を語れる方はうらやましい

 会社でもたまに老後が・・・ とお話される方はいますが、老前の不安を語る方は見たことはありません。ほとんどの方々はご自身が定年まで今の待遇またはそれ以上の待遇で定年まで駆け抜け、老後に突入すると考えています。それは この今~定年までは会社から給与をもらい続けるだけの能力と精神力があるともいえるので、らと から見るととてもうらやましく思います。
 自分が失ってしまい、恐らく取り戻すことはできないであろう自己の能力への自信を持っていることへのうらやましさです。現在休職し、いずれ退職するであろう今の日々から何か自分で世の中に貢献できることを見つけ自信を取り戻せる日が来るといいなと思います。

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