投資を始めて3年や5年程度で数万、数十万から3億、5億、7億に資産を成長させたという投資界のレジェンドのような存在が多数いらっしゃる一方で、らと のように投資歴が30年近くあっても資産1億に満たないような手腕の悪い投資家もいます。振り返ると らと には投資でこうした考え方、行動が失敗に繋がったという事例がいくつかあります。とは言っても結果は予想できても、実際の結果とは乖離するものです。この行動・考え方が今後も失敗の再現に繋がるかもわかりませんが、参考になれば幸いです。
株式投資を始めたころの失敗:名前と株価で銘柄を選んだ
らと が株式投資を始めた20世紀末、投資予算は100万円程度で何を買うとよいのか?を検討したとき今のように情報にあふれていたわけではない時代です。この時、らとは 三菱/三井/住友と名前が付く会社なら潰れることはないだろう ということで、当時1株100円を割っていた住友建設、住友金属工業、住友軽金属工業、三井造船、日立造船、三井鉱山、住友石炭鉱業、三菱製鋼、富士紡績を購入ていました。企業分析もせず、収益は低く、当時の赤字企業も多かったため、株価は上がらず配当は全部無配。保有していても全然利益に繋がらず、数カ月~1年程度で元本割れで売却してしまった。特に当時は利益よりも仕事量を求める時代でしたので、収益性が低い企業が多かったように記憶しています。
業務内容、独自の技術・サービスなどの強み、PER/PBR・自己資本比率などの指標、10年後にも活躍しいそうか?チャートなど投資したい個別企業については表面的にでも知っておくことは大事だと思います。
外食の株主優待だけを重視していた
外食は、自社店舗での食事券を提供している会社が多いです。高額の優待だけに目を向け、イケイケの新規会社、収益が悪化して株価がさがっているのに株価が安いからと手を出した と優待利回りだけを見て買った結果、イケイケの新規会社は成長が鈍化し、業績は急落、優待廃止・・・ 業績が悪化を見ずに株価だけで買った会社は案の定、業績悪化に伴い優待の縮小や廃止となり、最終的には買値よりも安値で売却してしまった というのが外食優待狙いした結果の失敗例です。
タスコシステム、マルシェ、宮、カルラ、フレンドリー などが代表例です。外食ではありませんが、ツルヤ靴店(現ジーフット)も靴を購入できる優待券につられ1,000円で2000株購入してしまい、今では300円でTOBによりイオンの完全子会社化となりました。これも大きな失敗事例となりました。
リーマンショックで持ち株を一時全部売却した
2008年後半、あのリーマンショックが発生しました。株は大暴落し多くの投資家が株価下落のダメージを受けました。らとはこの時に恐怖を感じ、持ち株を最安値付近ですべて売却するという究極の悪手をとってしまいました。株価が下がり方も怖かったですが、一番は仕事や世の中の目に見える変化に怯えてしまったのが要因です。工場では夜勤がなくなり、1直切るほどの少ない生産量、道路を見ると普段大量に走っているトラックが見当たらない、休みは週休3日となり、本当に多くの会社が倒産するのではないか?という恐怖でいっぱいでした。
結果は推して知るべし。最安値ですべて売却し損が確定。その後株価は回復し、今では多くの銘柄で数倍以上の株価になっています。もちろん倒産した会社や、いまだに回復しない会社もありますが、結果論では耐えて持ち続けた方が一番の利益になったのが実情です。
トレードで利益を得ようとした
2013年以降のアベノミクスによる株価状況開始局面で、含み益が出てきた銘柄で株価の上下を見て、スイングトレードをやってみようと考えました。当時西日本旅客鉄道株を1000株持っており、900株を売却。値下がったところで買い戻そうとしたところ、価格が下がらず。高いところで買い戻すこともできず大きなインカム所得を失ってしまいました。
尚、そこで得たキャッシュは、コモディティに目を向け原油ETFに手を出した結果、あえなく下落。原油は現物保管ができませんので、先物取引で運用するETFが多いですが、当時愚かにも原油相場と連動すると考えてしまい、コンタンゴ/バックワーデーションといった基本的な言葉もしらず、長期保有でどんどんと資産を減らしてしまいました。
自分の心の弱さが一番の要因
上記で共通することは、株価の下落や日々の上下で不安となって、利益は少ない利益で利益確定し、損失は大きな損で損失確定といったよくある典型的なダメ行動の結果によりもたらされています。
現在は、高配当株(+株主優待)とインデックス投資の積立の2つを投資の軸に置いています。これまでの反省から高配当株を選ぶ際は、PER/PBR、利益率、配当利回り、自己資本比率、業態、強みの有無などの株式指標や業務内容を見て選ぶようにしています。株価が下落しても配当で耐えられる、必要とされるから一定の利益は確保でき、いずれは戻るような銘柄に出会えるとよいと思います。
学びが遅く反省の生きない らと で、時すでに遅しですが、それでも反省とアップデートを繰り返しながら自分なりの豊かな人生に向かっていけるような行動をとっていきたいと思います。

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