最近は日経平均の乱高下で安定しない相場が続いていますが、相場の潮目としてAI関連への資金流入がとまり、AI関連以外のバリュー株への資金移動がみられます。そんな中、2,400円代で狙っていた西日本旅客鉄道が結局買えず、現在2,900円台まで上がってしまいトレード下手に悲しみつつも、最近では化学セクターのバリュー株に注目しています。具体的には①東亞合成 ②日本精化 ③日本ゼオンの3社です。※三菱、三井、住友の化学3社は大手比較として掲載しています。

4045 東亞合成株式会社 [化学セクター]
東亞合成は、我々一般人として有名なのは、強力な瞬間接着剤である ”アロンアルフア” を生産している会社です。また基幹化学品事業として、上下水道の滅菌に使用される「高品位次亜塩素酸ソーダ」を自治体向けに取引しており景気に左右されにくい事業、現在ホットなAI関連として半導体製造工程で使用されるクリーニングガスは国内トップシェアであり、安定性と成長性を兼ね備えた必要とされる会社の1つです。また、らと がテーマとしている食料/エネルギー問題のうち ”水” に関して重要な役割を担っているというのも目を付けたポイントです。この会社のPER/PBR、配当利回りが上記のような水準となっているので、今後の安定的な収益を踏まえ、1,600円代での購入を狙っています。
株主優待制度も魅力的に感じています。12月決算の権利確定で年1回です。尚、1年以上継続が必要ですが、300株以上は長期保有でカタログギフトの贈呈額も増え、長期保有に適した銘柄と思います。

4362 日本精化株式会社 [化学セクター]
日本精化株式会社は、「キレイ」というキーワードを掲げ世界に貢献している素晴らしい企業です。キレイと言っても色々なキレイを追求し、美しさ、健康、衛星と現代の生活に欠かせない分野に技術を持っています。
- ビューティケア分野:人にやさしく、環境に配慮した化粧品原料の研究開発を行う
- ヘルスケア分野:医薬品素材から薬理・安全性試験まで幅広く、身体のキレイ(健康)を追求する
- ハイジーン分野:洗浄・殺菌・消毒に関する製品群と、衛生管理システムを提供
特に ”リン脂質” や羊の羊毛から抽出される ”高純度コレステロール” は他社や中国企業が簡単にまねできない純度の高く高品質のようです。また ”ペロブスカイト太陽電池” という次世代の太陽電池素材の開発も行っており、強固な顧客基盤による安定性と今後の成長性を兼ね備えた会社だと思います。
株主優待制度もあります。ただし500株未満では3年経過しないともらえませんので、配当をもらいつつ日本精化の長期的な成長または安定性を信じられる長期投資に向きの銘柄だと思います。

4205 日本ゼオン株式会社 [化学セクター]
日本ゼオン株式会社は、取り上げた3社で一番大きな会社です。合成ゴムを中心に、ラテックス(ぼりまー粒子が水に分散している乳白色の液体)、樹脂材、フィルム材、香料、電子材料、カーボンナノチューブなど幅広い製品群と技術をもった化学メーカーです。
特に高熱になる環境の厳しい自動車のエンジン回りに使用される特殊合成ゴム原料、光学的に優れたシクロオレフィンポリマーは世界的に高いシェアを持っています。こうした高い技術力からの高シェア製品の安定的な取引や利益率をベースにカーボンナノチューブなど次世代素材の成長も期待でそうです。
株主優待はありませんが、売上高が4,000億円強の大手企業で、配当が3.5%前後の利回りであり、高シェア製品からもたらされる安定性や今後の事業成長による増配も期待できるのではないかと思います。配当政策に、累進配当や下限配当、DOEなどが明記されていませんが、配当見通しにはDOE4%や15年の連続増配をうたっていますので、累進配当を意識した経営を行っていると思われるのは安心して投資できる企業の要素かと思います。

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