らと は投資信託でも失敗しています。失敗した銘柄は、大きく2つです。その失敗経験が生んだ更なる失敗もあります。投資に絶対の成功はありませんが、こうすると失敗する、しやすいという事例はあります、失敗から学んで、修正し、より確度と再現性のありそうな投資対象に少額から渡来していくことを繰り返すしかないのかと思います。
ノムラ日本株戦略ファンド -愛称:ビッグプロジェクトN‐
野村證券が1999年に世界に基準とも言える1兆円ファンドを掲げ、大々的にCMを打ち投資家の期待を集め、ブームとなった商品です。当時はITバブルもありソニーや光通信、NECなどの電気関連などIT関連の銘柄が多く組み込まれ、日本の成長を取り込みインデックスを上回るパフォーマンスを目指した大型ファンドでした。当時は、購入時手数料や信託報酬などを気にすることなく、スローガンに期待し毎月1万円の積み立てを始めました。確か購入時手数料3%、信託報酬1.9%の今ではボッタクリファンドと呼ばれるものです。設定来、ほとんどの期間、基準額の1万円を下回り成果も上がらず、総資産額も500憶円前後だったと思います。調べてみたら2025年に他のファンドと統合され消滅してしまったようです。

らとは1年ほどでマイナス20~30%で損切したので金額的なダメージは少なかったですが、精神的には大きな失敗でした。更にこの経験から、
1.投資信託は手数料がかかるから個別株の方がよい。
2.投資信託は金を出す人と、運用責任を持つ人が異なる最悪の商品である(運用者は失敗しても儲かる)
3.投資信託の存在意義がわからない
といった、誤った考えを持ってしまいました。そのため、投資信託は長らく自分の投資の選択から外れていました。実際には手数料が安く、広く分散されたインデックス投資は有効な投資手段であることは周知のとおりです。
1699 Nomura原油 -上場投資信託‐
投資をしている中で、原油の値動きが気になりだしました。原油はいつでも貴重な資源であり、国家間の戦争を引き起こすコモディティでもあります。直近ではアメリカドナルド・トランプ大統領がベネズエラやイランを狙った攻撃を加えているのも背景に原油の権益があるともささやかれています。原油も食料もとにかく最上流である商品を抑えることが投資の肝と考えましたが、現物を買って保管するというわけにはいきませんし、商品先物は怖かったのでETFに投資することにしました。何も勉強せず、原油の安値で買って中長期保有し、原油の高値で売れば利益が得られると考えました。結果的にはお察しの通り、マイナス20~30%となりウン百万の損失で終えました。
原油価格の動きは狙った通り、WTIの安値付近で購入し、WTI価格は上がってきましたが、Nomura原油はなぜか上がらない・・・ 下のチャートを見ると下落は大きく、上昇は少ない。なぜ?どうして?とここで初めて商品の確認をしました。

Nomura原油はそもそも商品先物に連動した投資を行っていると知りました。商品先物には限月というものがあり、最長で6カ月。商品先物はその性質上、長期保有(保管)することはできず、限月が1カ月を切るとまた6カ月の限月を買いなおすといったことが繰り返されていることがわかりました。その中で、コンタンゴとバックワーデーションという言葉を知りました。
✓コンタンゴは期日が先の方が高値の状態(将来値上がると予想されている状態)
✓バックワーデーションは期日の先の方が安値の状態(将来値下がると予想されている状態)
らとが購入したときはコンタンゴ状態でしたので、期先の高値で買った原油を期近の安値で売り、また期先の高い原油を買う ということが繰り返され、原油価格より価格差のロスで価格が下がっている状態でした。そりゃ価格上がらんよね・・・。
後々わかったことですが、原油ETFは下記のような特性があり、長期投資には向かないということはそれなりに知られたことのようです。
■コンタンゴによるロールオーバー損失
原油ETFは先物契約を毎月乗り換える(ロールオーバー)必要があります。先物市場が「期近(今すぐ)より期先(将来)の価格の方が高い状態(コンタンゴ)」のとき、安い先物を売って高い先物を買い直すことになるため、乗り換えるたびに内部資産が目減り(減価)します。
■長期保有のデメリット
この仕組み上、1699のような原油先物連動型ETFは長期になればなるほどWTIの現物パフォーマンスから下方に乖離する傾向があります。そのため、長期の資産形成ではなく、短期〜中期的な市場のボラティリティ(価格変動)を捉えるトレードに向いています。
今のところの結論:手数料が安く広く分散されたインデックスファンドは有効
上記の失敗の要因は自身の勉強不足です。ただ単に自分が愚かだったというだけです。手数料が安く良い商品があっても投資信託というだけで拒否したのも愚かな考え方になってしまいました。それでもこの失敗を糧に投資商品の商品性を理解し、今はe maxis slimオールカントリーに行きついたことは遠回りを重ねましたが、良かったと思います。おっさんの自分には毎月の積立での効果は限定的ですが、子供たちの持つこれからの時間という資源は是非生かしてあげたいなと思っています。


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